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  • 2017年9月13日

    あおむしの旅

     朝8時頃「あっ、むしがいる」の声。園庭のクスノキのそばに56人の子どもが集まって根元のあたりを見ています。近づいてみると、あおむしです。これはアオスジアゲハの幼虫でクスノキの新しい葉を好んで食べます。捕まえずに木を登っていく姿を眺めました。「遅いなあ」とじれったそうに言う子。「こっちに来た」と自分の方へ近寄ってくるように感じる子。ある子が「どこ行きよんかな?」と言うので「そら、葉っぱを食べに行きよんやと思うで」と答えると、「おなかすいとうから、急いでるんやろ」と波打つ体に目を凝らしながら言葉が返ってきました。根元から枝に向かうまでの道のりを見守りました。40分ほど。このゆったりとした時間の流れこそ、子どもにとっての栄養なんですね。

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