大切にしていること
子どもの発達について
第一歩目は保育園から
保育園は子どもの発達について、もし気になることがあれば、保護者にお伝えする社会的役割を担っていると考えています。なぜなら、一人ひとりの子どもの適切な発達を保障することが保育園の社会的使命であるからです。
毎日の長時間に及ぶ多数の園児とのかかわりの中で、もしかするとご家庭だけでは見えにくい子どもの様子が見られることがあります。適切な支援があればより良く発達を促すことができるかもしれないと思える場面、あるいは日常でのその繰り返しに出会うことがあり、それは子どもの将来や子どもの人権を考える上でも見送ってしまうことのできない性質のものでもあります。
ただし、私たちには限界があります。その子に対する決定的な評価や判断、診断はすることができません。それは医療機関や発達支援センターなどの専門家によってなされるものだからです。しかし、そういう子どもの発達に関する専門家へ橋渡しをするための第一歩目は、保育園が担う社会的役割であると考えています。
私たちは多くの子どもたちの中でその子を観察し、かかわっています。特定の領域に対して「少し気になる」、「育ちがゆっくりであるように見える」ということを感じやすい立場にあります。子どもは多面的です。家庭生活での子どもの様子とは異なる側面が保育園で見られることがあります。もちろん発達には個人差がありますし、それぞれの子どもにはそれぞれに適した発達過程があることも事実です。ですから論拠の乏しい個人的な印象に左右されたような評価に陥らないように、私たちには慎重な観察や日頃のからの適切な学びが必要で、それは私たちが継続的に取り組むべき課題であることを自覚し、努力致します。その上で、一人ひとりの子どもの健全な発達を保障するために、ご相談・ご報告等のより良い関係作りにご協力お願い申し上げます。
面談随時受付け
保護者面談は随時受付けています。
お子さまのことで気になること、相談が必要であると感じることなどがございましたら、
いつでもお気軽にお申し出ください。
お子さまについて、例えば・・・
- こだわりが強く、気持ちの切り換えが難しい
- 友だち関係がうまくいかないことが多い
- いつもイライラしているように感じる
- ちょっとしたことで気持ちを崩し、もち直すのに時間がかかる
- 人の話が聞けない、対話が成立しにくい
- 発話が始まらない、身についている言葉の数が少ないように思える
- 発音が不明瞭で会話が聞き取りくい
- 話しかけても反応がない、薄い
- 興味の範囲が狭く、遊びが広がらない
- 自分で遊びを決められずウロウロしていることが多い
- 座っているときの姿勢維持が難しい
- 歩き方が不自然に思える、よく転ぶ
- 手先が不器用に思える
- アレルギーや体質、持病について
など
家庭生活について、例えば・・・
- 朝の出勤が早いため、子どもに朝食を用意するのが難しい
- 夜、寝るのが遅くなりがちで、生活のリズムが整いにくい
- 仕事と家庭と子どもの保育園生活のバランスをとるのが難しい
など