求職者の方へ
育成への取り組み
自ら伸びようとする力を尊重した保育者育成
私たちは保育者が自ら伸びようとする力を尊重し、その成長を支えるために多くの工夫と取り組みをしています。
保育者育成には新人保育士のためのものと、保育者全員のためのものがあります。
新人育成の流れ
[新人研修]- エルダー(相談役の先輩)の紹介
- 基本マナ-の説明(あいさつ、身だしなみ、保護者対応、電話対応など)
- 早出、遅出のシフトを先輩と一緒に経験し、1日の流れを理解する
- 日誌、計画案、保育記録、児童票などの書類の書き方の指導
保育者育成の取り組み
- 保育・行事についての相談
- 一緒に活動を行ないながらの実践的な学びの場の提供
- 他の保育園見学
- 保育研修会参加
- 保育関連図書、DVDの貸出し
- 保育に関する重要記事、本の抜粋などの提供
- 職員会議での研修
- 不定期自由参加ゼミナール
平成27年度 新人研修内容(1回45分/全10回) | |
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第1回 |
●子どもの居場所について
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第2回 | ●コミュニケーションを綿密にする(居場所とはコミュニケーションを綿密にしていくことで作られる) ●計画 ⇒ 実行 ⇒ 振り返り ⇒ 計画 という循環が思考を綿密にする |
第3回 | ●保育環境としての自然 |
第4回 | ●『気分は小学生』(生徒・子どもの側から教育現場と生活を見る) ※番組『競争ではなくて』(DVD) |
第5回 | ●プレイヤーズ・ファーストについて(オーダーメイドな活動を) ⇒子どもと波長を合わせる、そうすれば子ども自身が自分に合った適切な活動を示してくれる |
第6回 | ●「当たり前」を疑う(私たちは本当に子ども以上に何かを分かっているのか?)
※番組『言葉あふれ出る教室』(DVD)
●保育者の「生き方そのもの」が保育の質を決める |
第7回 | ●レポート返却(添削・コメント付き) |
第8回 | ●二つの保育観「未来の労働者としての子ども」か「今、ここに生きる市民としての子ども」か ⇒ 子どもには学ぶ力が備わっている(10ヵ月の男児と腕時計の写真) ⇒ 遊びの中でこそ最もよく学ぶ ●「遊んで遊んで“遊び死に”しなかったのが不思議なくらい」 ※アストリッド・リンドグレーン(童話作家)の新聞記事 |
第9回 | ●ヘヤー・インディアン(「教える」「教えられる」という概念がない社会) ⇒ 「学ぶ」ことの能動性・主体性 ⇒ 人間に備わっている主体的に学ぶ力への信頼 |
第10回 | ●他者を支える仕事は回り回って自分を支える仕事になる(相手の心を開くのは自分の心を開くこと) ※今野義孝『障害児の発達を促す動作法』のまえがき |
エルダー制度
エルダー制度とは、新しい職員に対し相談役としての先輩を指定することで、働き始めに出てくる様々な不安や
疑問を相談し、解消することができる制度のことです。
相談役の先輩がその役割を担っているという意識があるので相談する側も話かけやすいし、職場での人間関係も
作りやすくなるので新人保育士も安心して働くことができます。