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  • 2020年6月20日

    サナギは「寝返り」をうちます

     カブトムシの幼虫がサナギになっています。今年は幼虫からサナギになる様子を観察することができました。はじめは蛹室の中で幼虫が白い体をくねらせるような動きをします。まるで痒い体をこすりつけているような感じで動くのです。するといつの間にか折りたたんだ形の脚ができてきて、気がつけば角まで生えている。もっとゆっくりと変化するのかと思っていたけど、たぶん正味数分くらいだったと思います。白いままで、まず成虫の形になります。それから少しずつ色が付いてくる。ベッコウ飴を作る時に、はじめ色がないところから次第に薄く飴色がついてくるのと似ています。そして数日かけて茶色になっていくという感じでした。
     サナギになってからも、じっとして動かないのではありません。「寝返り」をうつように、縦になったからだを右に左に動かします。正面を向いているかと思えば、からだをくねらせて動き、横向けになったりするのです。ホント深い眠りの中にいるように思えます。約1か月のサナギの期間が終わると、殻を脱いで、成虫になって地上に出てきます。「おうちのはもうカブトムシになって出てきたよ」と子どもからお話を聞かせてもらっています。保育園のはもう少し時間が要るようです。

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