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2021年11月19日
ドングリ拾いは冒険気分
神社に隣接してある雑木林はドングリの宝庫です。5歳児クラス(白組)は片道25分ほど歩いてその「宝の山」にドングリ拾いに行きました。神社に着くと鐘(大きな鈴)を鳴らして、裏手にある雑木林に向かいました。
快晴でしたが雑木林は葉が生い茂り、薄暗い感じです。その「先の見えなさ」が興味を刺激するのか、子どもたちは少しずつ林の奥へ入っていきます。最初はゆっくり進んでいたのが、徐々にペースが上がって、気がつけばかなり先にまで行ってしまっている子もいて、『ちょっと待ってよ~』と声が出ます。この先はどうなっているのか、またその先はどうなっているのかとの好奇心の循環が子どもたちを動かしているようでした。「見通せない」のは不安なことでもあるけれど、子どもたちはそれを軽々と乗り越えて「楽しさ」に変えてしまう力を持っているのだと感じます。
カイコのものだと思われる「繭(まゆ)」を見つけたり、珍しい形の葉っぱを見つけたりと、ドングリ拾いの範囲からはみ出た「冒険」が予想外の宝の発見につながりました。そして子どもが自分たちで遊びを切り開くこのような主体的な活動が、幼少期における大切な「教育」であるし、誰にも盗まれない永遠の「宝物」だと考えています。