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  • 2017年8月2日

    浮くか、沈むか

     野菜や身近にある物、例えば石、木などを持ってきて、浮くか沈むか実験してみました。

     最初はキュウリ。子どもたちに触ってもらって予想をしてもらいます。浮くと考える子と沈むと考える子は半分半分ぐらいです。実際にやってみると、浮きました。

     次はニンジン。キュウリが浮いたものだから、多くの子の予想は「浮く」。でも沈むんですよね、ニンジンは。それからジャガイモ、トマト、そして玉ねぎ。玉ねぎは水の中に落とすと一旦は底まで沈むんだけど、浮き上がってくるんです。予想が当たったとの歓声が玉ねぎの動きに合わせて変化しました。

     金属のボルトを触ってもらうと、重さは感じるようなのですが、予想は半々。浮くと予想する子に「なんで浮くと思うん?」と訊くと「小さいから」と。さてどうなるか。もちろんタライの底へまっしぐらです。

     身近なものとして、園庭に落ちていた葉っぱも試してみました。もちろん浮きます。軽いし。でも長時間置くと沈むかもしれません。池の底に葉っぱがいっぱい溜まっていたりしますものね。

     浮くか沈むかの遊びが一応終わりとなった後も、自分なりに何度も試してみる子が何人もいました。不思議さを感じたのだと思います。予想が当たることが重要なのではありません。予想→実験→理解という学びの流れを体験すること、そしてそれを自分でやってみることが子どもの学びの入口として大切なのです。

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