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2017年6月29日
草木染めに挑戦
化学染料ができるまで染色は天然染料で行なわれていました。その代表的なものが草木染めです。子どもの育ちにとって生活体験が大事と言われますが、そのヒントは少し昔の生活スタイルにあると考えています。手仕事、手作業が主だった時代には生活そのものが体験的だったのですから。
玉ねぎの皮を使いました。15分ぐらい煮ると紅茶色の煮汁ができます。そこにビー玉を輪ゴムでくくりつけた白いハンカチを入れて、少し揺らしながら15分ほど漬けます。軽く水洗いした後、ミョウバン液に入れて手洗いするように揉みます。すると薄茶色だったハンカチが鮮やかな黄色に変わります。ビー玉をはずすと、丸い輪の模様が白く残っています。玉ねぎでこんなに鮮やかな色になるなんて! 「またやりたい」との声が子どもたちから上がりました。