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  • 2021年7月28日

    ゴーヤの収穫

     種から植えて育てたゴーヤが実をつけています。伸びた蔓は2階のベランダまで届き、グリーンカーテンのようになってきました。いくつものゴーヤがぶら下がり、それらが少しずつ大きくなってくると、何だか気持ちも高ぶってきます。蝶もやって来ます。大きくなった実を選んで収穫して、長さを比べたり、重さを計ったりしました。

     何センチなのか、何グラムなのか、なんてことはそれほど重要ではありません。実際に触りながらその長さや重さを感じることが大切なのです。その感覚的なところを十分に体験できれば、自然と「どっちが重いかな」という比較の意識が芽生えます。これが「内発的な問い」です。この内発的な問いに対して自分で答えようとするとき、そこに「自発的な遊び」が生まれます。子どもの主体性や自発性を大切にするというのは、こういう事なのです。体験的な活動を通して学びの素地をつくり、その後は子どもの内側から問いが芽生えるのを待つことなのです。そして自発的な遊びは、何らかの「実験的」な要素を含むことになります。

     学びという言葉から教科学習を思い描く人が多いのですが、それはもっと先のこと。就学前の子どもたちは、学習の手前の、体験を通しての学びの「素地」をつくっている時期なのです。そして内発的な問いが生まれるようになれば、学齢期の学びも伸びていくことになります。

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